霊夢れいむ)” の例文
旧字:靈夢
康頼 しかしありありと歌までおぼえているのです。霊夢れいむ相違そういありません。たとえそうでなくっても、わしはそうと信じたいのです。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
正面には高さ四尺の金屏きんびょうに、三条さんじょう小鍛冶こかじが、異形いぎょうのものを相槌あいづちに、霊夢れいむかなう、御門みかど太刀たちちょうと打ち、丁と打っている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
別当は真言宗しんごんしゅうにして、金生山きんしょうざん龍王密院りゅうおうみついんと号し、宝永ほうえい八年四月、海誉法印かいよほういん霊夢れいむに由り……
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)