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電鍵
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でんけん
ふりがな文庫
“
電鍵
(
でんけん
)” の例文
山岸少年は、電文を
復誦
(
ふくしょう
)
した。一字もまちがいはない。中尉が「よし」というのを聞いて、ただちに
電鍵
(
でんけん
)
をたたきはじめる。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ツーツーカチカチツーツーカチカチ……無電室の中からは、絶えず
電鍵
(
でんけん
)
の音が聞えて、レシーバーを耳にあてた二人の男が、外部との連絡をとっていた。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
私がホテルの寝床からそのまま父の輸出綿花事務所へやってくると、夜の疲労をぬりかくした、濃化粧したタイピストが電話機の
電鍵
(
でんけん
)
を
敲
(
たた
)
くように、昨夜の記憶を白紙にうずめていた。
大阪万華鏡
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
耳は火のようにほてり、
鼓動
(
こどう
)
は高鳴り、
電鍵
(
でんけん
)
を握る
指端
(
したん
)
にはいつの間にかシットリと
油汗
(
あぶらあせ
)
が
滲
(
にじ
)
み出ていました。
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
トニーは、耳にきこえるモールス
符号
(
ふごう
)
を、すらすらと書きとっていましたが、そのうちに、彼も
電鍵
(
でんけん
)
を指さきで、こつこつと、おして、なにごとかを無線電信で打ちました。
豆潜水艇の行方
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
そのあいだにも、小浜兵曹長はしきりと
電鍵
(
でんけん
)
をたたいているのでありました。
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それを思うと、私は
電鍵
(
でんけん
)
に手をふれる勇気が、一時に消失するのを覚える。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“電鍵”の意味
《名詞》
手動で電気回路を開閉することで信号を送信する装置。
(出典:Wiktionary)
“電鍵”の解説
電鍵(でんけん、en: telegraph key)とは、モールス符号をつくるための電気的な開閉器と取手(ハンドル)を備えた装置である。
(出典:Wikipedia)
電
常用漢字
小2
部首:⾬
13画
鍵
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
“電”で始まる語句
電燈
電車
電光
電
電鈴
電線
電信柱
電報
電気
電灯