“でんけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
電鍵77.8%
伝研11.1%
電源11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツーツーカチカチツーツーカチカチ……無電室の中からは、絶えず電鍵でんけんの音が聞えて、レシーバーを耳にあてた二人の男が、外部との連絡をとっていた。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
そう思って眺めると、彼女を伝研でんけんの病室に送る一行の物々しさは、右の推定すいてい裏書うらがきするに充分だった。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ええと、それから、龍子は重症だが、一命をとりとめると噂が耳に入ったので、戸浪三四郎は彼女の跡を追って伝研でんけんの病室へ忍び入り、機会を待った。チャンスが来た。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「なんにもついていません。この機械に電気は来てないようですよ。あ! そのはずです。電源でんけんの線がはずされています」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)