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雪嶺
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せつれい
ふりがな文庫
“
雪嶺
(
せつれい
)” の例文
声色
(
せいしょく
)
を励ますというような処は少しもない。それかと云って、評判に聞いている
雪嶺
(
せつれい
)
の演説のように
訥弁
(
とつべん
)
の能弁だというでもない。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
田辺龍子
(
たなべたつこ
)
(
三宅
(
みやけ
)
龍子・
雪嶺
(
せつれい
)
氏夫人)さんも十七位だったかな、小説を書きはじめたのは、そうだ、木村
曙
(
あけぼの
)
女史も十七からだ。」
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
羯南氏に代って主筆となった三宅
雪嶺
(
せつれい
)
氏やその他の人々は、或る事件から袂を連ねて、日本新聞社を退くこととなった。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
雪嶺
(
せつれい
)
先生なども今頃お盃を廻されては「辞するほどの価値もない」とでも言はねばなるまじ。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
一昨年の冬にも犬の皮一枚と猟銃と塩
一升
(
いっしょう
)
だけを身につけて、十二月から翌年の二月一杯にかけて、この十勝の連峯から
日高
(
ひだか
)
山脈にかけた
雪嶺
(
せつれい
)
の中を一人で歩き
廻
(
まわ
)
って来たというのである。
雪の十勝:――雪の研究の生活――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
▼ もっと見る
赤坂表町から急坂を下りて、新坂町の三宅
雪嶺
(
せつれい
)
邸へは、よく行った。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
西洋の新聞雑誌が皆大金をかけて思ひきつた仕事をする事、
雪嶺
(
せつれい
)
翁が校正の時に文章を非常に直すので活版屋が小言をいふ事、外に、
嶺雲
(
れいうん
)
その他の消息など
暫
(
しばら
)
く話して、怪庵は帰る。
明治卅三年十月十五日記事
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
嶺
漢検準1級
部首:⼭
17画
“雪”で始まる語句
雪
雪崩
雪駄
雪洞
雪隠
雪解
雪白
雪踏
雪舟
雪沓