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雍
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しとやか
ふりがな文庫
“
雍
(
しとやか
)” の例文
彼は
殆
(
ほとん
)
ど我家に帰り
来
(
きた
)
れると見ゆる態度にて、
傱々
(
つかつか
)
と寄りて戸を
啓
(
あ
)
けんとしたれど、啓かざりければ、かの
雍
(
しとやか
)
に
緩
(
ゆる
)
しと謂ふ声して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
応対の
雍
(
しとやか
)
にして
人馴
(
ひとな
)
れたる、
服装
(
みなり
)
などの当世風に貴族的なる、
或
(
あるひ
)
は
欧羅巴
(
ヨウロッパ
)
的女子職業に自営せる人などならずや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
戸外
(
おもて
)
へ来て案内する時のその声といふものが、実に無いんですよ。
毎
(
いつ
)
でも
極
(
きま
)
つて、『頼みます、はい頼みます』とかう
雍
(
しとやか
)
に、
緩
(
ゆつく
)
り二声言ふんで。もうもうその声を聞くと
悚然
(
ぞつ
)
として、ああ
可厭
(
いや
)
だ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
雍
漢検1級
部首:⾫
13画
“雍”を含む語句
雍正
顧雍
簡雍
雍州府志
雍容
雍涼
雍也
雍州
雍家花園
雍雅
雍闓
雍涼勢
雍正帝
雍州城
雍容都雅
利雍
雍姫
雍城
雍和宮
雍和
...