“雌雄(めを)” の例文
われおもふに、君は男の身を錯(あやま)り射給ひしのみにあらず、女の心をも亦錯り射給ひしなり。雌雄(めを)は今雙(なら)び飛ぶべし。君は唯だこゝに在(いま)せ。自由なる快活なる生計(たつき)なり。
ぬか雨(さめ)のちららにむすぶ雌雄(めを)のはな通草(あけび)はすがし蜆(しじみ)いろの花
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
鳥と云はず白日(はくじつ)虹のさす空を飛ばば翅(はね)ある虫の雌雄(めを)とも
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子、増田雅子、与謝野晶子(著)
雌雄(めを)の瀧(たき)鯉岩烏帽子岩(ゑぼしいは)などあり飯田とかへ通路ありとて駄荷多く集(つど)ひて賑し左れど旅人(りよじん)などは一向になし晝の宿に西洋人二人通辯ボーイ等五六人居たるのみ此峠は木曾の御坂(みさか)と歌にも詠む所にて左のみ嶮しからず景色穩やかにてよし古(いにし)へ西京より東(あづま)へ向ひて來んには此の峠こそ木曾に入(い)るは
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
ぬか雨(さめ)のちららにむすぶ雌雄(めを)のはな通草(あけび)はすがし蜆(しじみ)いろの花
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)