隣国りんこく)” の例文
講釈かうしやくはう越前国ゑちぜんのくにでうたに朝倉左衛門尉義景あさくらさゑもんのじやうよしかげ十八にん侍大将さむらひたいしやううちに、黒坂備中守くろさかびつちうのかみふ、これはわたし隣国りんこく
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
子路をして心からの快哉かいさいを叫ばしめるに充分な出来事ではあったが、この時以来、強国斉は、隣国りんこくの宰相としての孔子の存在に、あるいは孔子の施政しせいもとに充実して行く魯の国力に、おそれいだき始めた。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)