トップ
>
隠岐島
>
おきのしま
ふりがな文庫
“
隠岐島
(
おきのしま
)” の例文
隠岐島
(
おきのしま
)
の東郷という村では、昔この浜の人が釣りをしていると、魚は釣れずに握り拳ほどの石を一つ釣り上げました。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
隠岐島
(
おきのしま
)
にては
狐
(
きつね
)
がおらぬから狐
憑
(
つ
)
きの話はないが、その代わりに猫憑きということがある。余はその地に遊んだとき、実際聞くところによるに、猫憑き談の多きは島後と申す方である。
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
日西天ニ没スとあるは、
帝
(
みかど
)
隠岐島
(
おきのしま
)
へ御
遷幸
(
せんこう
)
ましまされた、この一事を指しておられるのであろう。三百七十余日とあるからには、明年のその頃に都へ御還幸、御位に復されるやも計られぬ。
赤坂城の謀略
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
家隆や源家長が第一それで、藤原
秀能
(
ひでよし
)
なども出家して
如願
(
にょがん
)
といっていた。
隠岐島
(
おきのしま
)
で『
遠島御歌合
(
えんとうおんうたあわせ
)
』のお企てのあったときも家隆が万事
斡旋
(
あっせん
)
して、歌をまとめてお送りしたが、定家は加らなかった。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
こういう不吉な名が出来たのにも理由があったらしいことは、
隠岐島
(
おきのしま
)
の一部または瀬戸内海の島で、この草をソウレバナというのを見ても察せられる。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
隠岐島
(
おきのしま
)
の
海士村
(
あまむら
)
などでは、この日の祈願にさきだって、浜の小石を千個だけひろいよせて、めいめいがそれを一つずつ手に持って、お参りしては
拝殿
(
はいでん
)
に置いてくるそうである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
昭和八年の五月、私は始めて
隠岐島
(
おきのしま
)
に渡ってみた。
西郷
(
さいごう
)
の町に
逗留
(
とうりゅう
)
していた際に、宿の近くの大社教の分院に何か祝い事があって、島名物の
村相撲
(
むらずもう
)
が、大層な景気で村々から乗り込んできた。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
関東地方でも、千葉県などではコジャという言葉がひろくもちいられ、中国地方も
隠岐島
(
おきのしま
)
などは、田植の日の午前の
小
(
こ
)
バサマを
小茶
(
こちゃ
)
、午後に
昼寝
(
ひるね
)
をして起きて食べるのを、
立
(
た
)
ち
小茶
(
おちゃ
)
ともいっている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“隠岐島(隠岐諸島)”の解説
隠岐諸島(おきしょとう)は、島根半島の北方約50 kmに位置する島々である。隠岐群島(おきぐんとう)、隠岐島(おきのしま)とも呼ばれる。
現在は島根県隠岐郡隠岐の島町が占める。山陰地方では今でも隠岐諸島を指して隠岐国(おきのくに)と呼ぶ場合がある。
(出典:Wikipedia)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
岐
常用漢字
小4
部首:⼭
7画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“隠岐”で始まる語句
隠岐
隠岐守
隠岐遷
隠岐国
隠岐遷幸
隠岐遠流
隠岐配所
隠岐守定直
隠岐守松平定行