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附髭
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つけひげ
ふりがな文庫
“
附髭
(
つけひげ
)” の例文
で、彼は何をしたかというと、ある夜のこと、頭から足の先まで、すっかり外で調えた新しい服装で、鼻の下へはチョッピリ
附髭
(
つけひげ
)
までして、つまり手軽な変装をしたんだね。
一人二役
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
着換えてしまってみると、右のポケットに精巧な
附髭
(
つけひげ
)
と黒い
鼈甲縁
(
べっこうぶち
)
の色眼鏡があるのを探り当てたので、早速それを応用した。手鏡に写してみるとどうみても一流の芸術家だ。
冥土行進曲
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
次の間へ
寐
(
ね
)
かす位にまで
為
(
し
)
てやったのに、何んだヤイ悪党、鼻の下へ
附髭
(
つけひげ
)
か何だか知らねえが
生
(
はや
)
かして、洋服などを着て
東京
(
とうけい
)
近い此の伊香保へ来て居るとは、本当に呆れちまったな
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
また、その頃に西郷鍋というものを売る
商人
(
あきんど
)
が来た。怪しげな洋服に
金紙
(
きんがみ
)
を着けて金モールと見せ、
附髭
(
つけひげ
)
をして西郷の如く
拵
(
こし
)
らえ、竹の皮で作った船のような形の鍋を売る、一個一銭。
思い出草
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ぴんとはねたる
附髭
(
つけひげ
)
に、雪はふるふる、日は暮れる。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
髭
漢検準1級
部首:⾽
15画
“附”で始まる語句
附
附着
附近
附添
附合
附纏
附木
附加
附人
附絡