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附箋
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ふせん
ふりがな文庫
“
附箋
(
ふせん
)” の例文
預けられた里をまるで
附箋
(
ふせん
)
つきの葉書みたいに転々と移ってきたことだけはたしかで、放浪のならわしはその時もう幼い私の
躯
(
からだ
)
にしみついていたと言えましょう。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
一度こちらから親の家へ尋ね合した手紙は、久しく前に移転して住所不明の
附箋
(
ふせん
)
で返されて来た。
過去世
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
ずっと前から註文してあったリルケの「
鎮魂歌
(
レクヰエム
)
」が二三冊の本と一しょに、いろんな
附箋
(
ふせん
)
がつけられて、方々へ廻送されながら、やっとの事でいま私の
許
(
もと
)
に届いたのだった。
風立ちぬ
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
約束した
仕送
(
しおくり
)
は無論寄さなかつた。
後
(
のち
)
には手紙が
附箋
(
ふせん
)
を附けたまゝ戻つて来た。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
その実家を
訊
(
き
)
きただして手紙を出してみると、移転先不明の
附箋
(
ふせん
)
が附いて返って来た。
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“附箋”の意味
《名詞》
付箋を参照。
(出典:Wiktionary)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
箋
常用漢字
中学
部首:⽵
14画
“附”で始まる語句
附
附着
附近
附添
附合
附纏
附木
附加
附人
附絡