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附与
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ふよ
ふりがな文庫
“
附与
(
ふよ
)” の例文
旧字:
附與
これは彼が、
所謂
(
いわゆる
)
自己嫌悪、肉親憎悪、人間憎悪
等
(
とう
)
の
一聯
(
いちれん
)
の特殊な感情を、多分に
附与
(
ふよ
)
されていたことを語るものであるかも知れない。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
後醍醐の名は、
尊治
(
たかはる
)
である。——北条高時の高を高氏の名から捨てさせたいお心もあったのか、何しても一武臣へ、これは破格なことだった。
寵遇
(
ちょうぐう
)
の象徴としてこれ以上な
附与
(
ふよ
)
はない。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
廃藩の後、士族の所得は
大
(
おおい
)
に減じて一般の
困迫
(
こんはく
)
というといえども、もしも今の上士の家禄を以てこれを下士に
附与
(
ふよ
)
して下士従来の活計を立てしめなば、三、五年の間に必ず
富有
(
ふゆう
)
を致すことあるべし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
他人にも
附与
(
ふよ
)
しなくてはなるまいかと考えられます。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
即ち、
若狭
(
わかさ
)
、
近江
(
おうみ
)
の旧領へ、新たになお、越前全州と加賀二郡を
附与
(
ふよ
)
し
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“附与”の意味
《名詞》
「付与」の別表記。
(出典:Wiktionary)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
与
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
“附”で始まる語句
附
附着
附近
附添
附合
附纏
附木
附加
附人
附物