“ふよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フヨ
語句割合
賦与60.0%
附与16.7%
不予10.0%
付与6.7%
扶余3.3%
附與3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まずその手段の一として会計検査院なるものに大なる権力を賦与ふよして、政治機関運転の原動力たる会計の検査を厳密にせば
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
後醍醐の名は、尊治たかはるである。——北条高時の高を高氏の名から捨てさせたいお心もあったのか、何しても一武臣へ、これは破格なことだった。寵遇ちょうぐうの象徴としてこれ以上な附与ふよはない。
天智天皇御不予ふよにあらせられた時、皇后(倭姫王)の奉れる御歌である。天皇は十年冬九月御不予、十月御病重く、十二月近江宮に崩御したもうたから、これは九月か十月ごろの御歌であろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
太白山の兎、南海の昆布、柵城の鼓、扶余ふよの鹿、鄭頡ていきつの豚、率賓そつびんの馬、沃州綿ようしゅうめん湄泌河びんひつがの鮒、九都の杏、楽遊がくゆうの梨、爾、官家すべて分あり。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
次第に疑問を疊み上げて、下手人の影法師に生命を附與ふよして行く親分の強大な想像力イマジネーシヨンに、ガラツ八は呆氣にとられて聽入るばかりでした。