閻魔王えんまわう)” の例文
寶雲齋は一かつをくれて、縁側に立ちはだかるのです。數珠を振り上げ、四股を踏んで、まさに閻魔王えんまわう牡丹ぼたんを吐かんばかりの姿。
丁告之以故ていこれにつぐるにゆゑをもつてす。——却説さて一體いつたい此處こゝ何處どこだ、とくと、冥土めいど、とこたへて、わたしあと閻魔王えんまわう足輕あしがる牛頭鬼ごづおにのためにめとられて、いまつまつた、とげた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)