トップ
>
間伸
>
まの
ふりがな文庫
“
間伸
(
まの
)” の例文
洗い
晒
(
ざら
)
しの
印袢纏
(
しるしばんてん
)
に縄の帯。豆絞りの向う鉢巻のうしろ姿は打って付けの
生粋
(
いなせ
)
な
哥兄
(
あにい
)
に見えるが、こっちを向くと
間伸
(
まの
)
びな
馬面
(
うまづら
)
が真黒に日に焼けた、見るからの好人物。
芝居狂冒険
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
今まで、速射砲のように、躰に響いていた、レール
接目
(
つぎめ
)
の
遊隙
(
ゆうげき
)
の音も、次第に
間伸
(
まの
)
びがして来た。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
あの
間伸
(
まの
)
びのした台詞廻し、朗読の範囲を一歩も出ない抑揚緩急、
科
(
しぐさ
)
と
白
(
せりふ
)
との間に出来るどうすることも出来ない空虚、これ等は前にも述べた戯曲の文体から生ずる欠陥である。
芸術座の『軍人礼讃』
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
今日の
尺度
(
ものさし
)
では、ちょいと
量
(
はか
)
りきれない
間伸
(
まの
)
びのしたものだ。
旧聞日本橋:21 議事堂炎上
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
間伸
(
まの
)
びのした料簡が頼りなかった。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
伸
常用漢字
中学
部首:⼈
7画
“間”で始まる語句
間
間違
間際
間々
間諜
間柄
間近
間隙
間道
間隔