トップ
>
閉
>
ふた
ふりがな文庫
“
閉
(
ふた
)” の例文
榮子は御飯が熱いから
厭
(
いや
)
、
冷
(
つめた
)
いからいけないと三度程も替へさせてやつと食べにかゝつて居るのである。それは母を見ぬやうに目を
閉
(
ふた
)
いで口を
動
(
うごか
)
して居るのである。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
その拡ごりの隙より、今や見る土量の幅は天幅を
閉
(
ふた
)
ぎて蒼穹は僅かに土量の両
鰭
(
ひれ
)
に於てのみ覗くを許している土の巨台に逢着した。翁は
呆
(
あき
)
れた。これが普通いう山の麓であることか、おおらおおら。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
昼飯
(
ひるはん
)
の時も榮子は目を
閉
(
ふた
)
いで食べた。お照が叱ると
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
『私を見るのが
厭
(
いや
)
で目を
閉
(
ふた
)
いで居るのね。』
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“閉”の意味
《名詞》
(とず) 暦注の十二直の一つ。堤を築くことなどに吉、柱立て、婚姻、鍼灸などに凶という日。
(出典:Wiktionary)
閉
常用漢字
小6
部首:⾨
11画
“閉”を含む語句
閉塞
閉籠
幽閉
閉口
開閉
閉場
閉切
戸閉
閉込
閉鎖
開閉器
密閉
閉出
閉伊川
閉店
上閉伊郡
密閉室
大閉口
閉扉
本開閉器
...