“鐵(くろがね)” の例文
新字:鉄
「私は鐵(くろがね)の鎖(くさり)に縛(いましめ)られたものを見た事がございまする。怪鳥に惱まされるものゝ姿も、具(つぶさ)に寫しとりました。されば罪人の呵責に苦しむ樣も知らぬと申されませぬ。又獄卒は——」
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
衣帶いみじき女性らを、又燦爛の鐵(くろがね)を。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
その外或は鐵(くろがね)の笞(しもと)に打たれるもの、或は千曳(ちびき)の磐石(ばんじやく)に押されるもの、或は怪鳥(けてう)の嘴にかけられるもの、或は又毒龍の顎(あぎと)に噛まれるもの、——呵責も亦罪人の數に應じて、幾通りあるかわかりません。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)