“鍾(あつま)” の例文
汝生レテ予ノ面ヲ記セズ。死シテ予ノ夢ニ接セズ。王事盬(もろ)キコト靡(な)キヲ以テナリトイヘドモ、ソモソモマタ情ノ鍾(あつま)ル所骨肉睽離(けいり)ノ感ニ堪ヘザル也。書シテ以テ予ノ哀(かなし)ミヲ記ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
爾のしろしめすごとくわが夫に天地の正気(せいき)鍾(あつま)るあり、その壮宏たる富嶽のごとく、その香(かんば)しきこと万朶(まんだ)の桜のごとく、その秀(しゅう)その芳(ほう)万国ともに儔(たぐい)し難し、我如何(いか)にしてこの夫を欺くべけんや
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
智惠子はそれを聞くと、又しても眼の底に涙の鍾(あつま)るを覺えた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
正大(せいだい)ここに鍾(あつま)れば
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
智恵子はそれを聞くと、又しても眼の底に涙の鍾(あつま)るを覚えた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)