“龍鍾”のいろいろな読み方と例文
新字:竜鍾
読み方割合
はらはら50.0%
はら/\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言ひ乍ら握つたものを出すと、俯いたお利代の膝に龍鍾はらはらあられの様な涙が落ちる。と見ると智恵子はグツと胸が迫つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『だからあの、惡く思はれる樣だと私却つて濟まないことよ。ね。これはホンのお小遣よ。祖母さんにも何か……』と言ひ乍ら握つたものを出すと、俯いたお利代の膝に龍鍾はら/\と霰の樣な涙が落ちる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)