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鋸引
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のこぎりび
ふりがな文庫
“
鋸引
(
のこぎりび
)” の例文
鋸引
(
のこぎりび
)
きが
済
(
す
)
んで、セメント柱は二つに切られた。博士の指図によって、消防隊の人々が一方のセメント柱に手をかけて、えんやえんやと引張った。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ところで番頭さん、あれだけの
鋸引
(
のこぎりび
)
きが、聞えなかつたのは何う言ふわけだらう。あんな大穴を二つもあけるには、どうしたつて
半刻
(
はんとき
)
はかゝるが」
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
小栗判官
(
おぐりはんかん
)
、
頼光
(
らいこう
)
の
大江山
(
おおえやま
)
鬼退治、
阿波
(
あわ
)
の
鳴戸
(
なると
)
、
三荘太夫
(
さんしょうだゆう
)
の
鋸引
(
のこぎりび
)
き、そういったようなものの陰惨にグロテスクな映画がおびえた空想の
闇
(
やみ
)
に浮き上がり
青衣童女像
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ルピック氏は、
癇癪
(
かんしゃく
)
が起こってきた。ナイフは、
盲滅法
(
めくらめっぽう
)
に、引き裂き、
鋸引
(
のこぎりび
)
きだ。ルピック夫人は、「牛殺し、牛殺し」と喚いているが、はては、気が遠くなる、幸いなことに。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
「よくもいうたな、おのれ、引きずり降ろして、
鋸引
(
のこぎりび
)
きの刑にしてくれる」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
鋸引
(
のこぎりび
)
きにする積りだったかも知れない。よっぽどの
怨
(
うら
)
みがあったんだね」
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
どうもこの
儘
(
まま
)
では危い。この二つの○○獣を互いに離して置かないと、いつまた前のようにぐるぐる廻りだすか分らない。さあ、この辺から、セメントの柱を二つに
鋸引
(
のこぎりび
)
きをしてくれたまえ。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
沢庵が
鋸引
(
のこぎりび
)
きにして血の池へ蹴こんでくれる
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
鋸引
(
のこぎりび
)
きにする積りだつたかも知れない。餘つ程の怨があつたんだね」
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鋸
漢検準1級
部首:⾦
16画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“鋸”で始まる語句
鋸
鋸屑
鋸山
鋸歯
鋸目
鋸挽
鋸草
鋸葉
鋸屋
鋸歯状