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鉄網
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てつあみ
ふりがな文庫
“
鉄網
(
てつあみ
)” の例文
旧字:
鐵網
山家
(
やまが
)
の茶屋の店さきへ倒れたが、火の
赫
(
かっ
)
と起つた、
囲炉裡
(
いろり
)
に
鉄網
(
てつあみ
)
をかけて、亭主、女房、
小児
(
こども
)
まじりに、
餅
(
もち
)
を焼いて居る、此の
匂
(
におい
)
をかぐと
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
廊下に
灯
(
とも
)
す
金行灯
(
かなあんどん
)
=
二尺
(
にしゃく
)
四方もある
鉄網
(
てつあみ
)
作りの行灯を何十台も作り、その
外
(
ほか
)
提灯
(
ちょうちん
)
、
手燭
(
てしょく
)
、ボンボリ、
蝋燭
(
ろうそく
)
等に至るまで一切
取揃
(
とりそろ
)
えて船に
積込
(
つみこ
)
んだその趣向は
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
この窓のガラスは、
鉄網
(
てつあみ
)
のはいった厚いガラスだから、これをやぶって、はいることはむずかしい。窓は四つあるが、みんな、ちゃんと、かけがねがかけてある。
夜光人間
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
用ゆる時は
鉄網
(
てつあみ
)
の上へ魚を載せて今のサラダ油とバターとを
更
(
かわ
)
る
更
(
がわ
)
る匙で
滴
(
たら
)
しながら火の
徹
(
とお
)
るように焼きます。もしや魚の
脂
(
あぶら
)
が火へ落ちて燃え上ったらば塩を少し火の中へ入れると燃えが
熄
(
や
)
みます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“鉄網”で始まる語句
鉄網行燈