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野鴨
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のがも
ふりがな文庫
“
野鴨
(
のがも
)” の例文
人の話に依りますと「ヘルマンとドロテア」も「
野鴨
(
のがも
)
」も「あらし」も、みんなその作者の晩年に書かれたものだそうでございます。
猿面冠者
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
野鴨
(
のがも
)
の図でも
布袋図
(
ほていず
)
でも、武蔵の画にはどこか禅味がただよっている。或る意味では、彼の作画は「禅画」とも云いえられる。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
思
(
おも
)
いました。それで
彼
(
かれ
)
は
目
(
め
)
を
瞑
(
つぶ
)
って、なおも
遠
(
とお
)
く
飛
(
と
)
んで
行
(
い
)
きますと、そのうち
広
(
ひろ
)
い
広
(
ひろ
)
い
沢地
(
たくち
)
の
上
(
うえ
)
に
来
(
き
)
ました。
見
(
み
)
るとたくさんの
野鴨
(
のがも
)
が
住
(
す
)
んでいます。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
静かな番人の親子が
野鴨
(
のがも
)
の子などを飼っている。そこまで出かけぬとこの鳥は聴くことが出来ない。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
黄泥色の濁りに底うなりを立てて
蠢動
(
しゅんどう
)
して行った。ときどき
野鴨
(
のがも
)
の群れが羽ばたいて
翔
(
と
)
び立った。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
▼ もっと見る
どこかで
野鴨
(
のがも
)
が啼いてます。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
その飾り窓には、
野鴨
(
のがも
)
の
剥製
(
はくせい
)
やら、鹿の角やら、いたちの毛皮などあり、私は遠くから見ていたのであるが、はじめは何の店やら判断がつかなかった。
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
いつもそこは、
野鴨
(
のがも
)
の丸揚げや餅など売っている場所なので、その混雑かと思うていたが、ふと見ると、大勢の頭の上に、高々と、立札が見えている。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雁や
野鴨
(
のがも
)
の渡り鳥も、この池でその羽を休める。庭園は、ほんとうは二百坪にも足りないひろさなのであるが、見たところ千坪ほどのひろさなのだ。すぐれた造園術のしかけである。
逆行
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
鴨
漢検準1級
部首:⿃
16画
“野鴨”で始まる語句
野鴨達
野鴨全焼