野鳥やちょう)” の例文
野鳥やちょうのように、すばしこくなく、人間にんげんになれているらしくえるのは、たぶんわれていたのが、かごをしたのかもしれません。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、あったので、お心にはそむき難く、今までにない、林葬りんそうという違例をとって、おん亡骸なきがらを、野鳥やちょうや山犬のとむらいに、委せたということである。
先の動静は、此方こちらで探るし、此方こっちの行動は先でも探っていよう。吉良、上杉、浅野の三家を例えれば、ちょうど——蟷螂とうろうせみうかがえば、野鳥やちょう蟷螂を狙う——というようなものだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)