重宝ちようほう)” の例文
旧字:重寶
「数多い御家来衆のなかで、井伊氏と本多氏と榊原氏とは実に天晴あつぱれの武勇で、この三人こそは御当家の重宝ちようほうかと存じまする。」
我国雪のためにさま/″\の難義なんぎはあらまし前にいへるごとくなれども、雪の重宝ちようほうなる事もあり、第一は大小雪舟そり便利べんりちゞみ製作せいさくゆきだう田舎芝居ゐなかしばゐ舞台ぶたい桟敷さじき花道はなみちみな雪にて作る。
新撰字鏡しんせんじきやうといふ字書じしよは、本朝のそう昌住しやうぢゆうといひし人、今より九百四十年あまりのむかし寛平昌泰くわんひやうしやうたい年間ころ作りたる文字の吟味をしたるしよ也。むかしより世の学匠がくしやうたちつたうつして重宝ちようほうせられき。