“遺訓(いくん)” の例文
〔譯〕賢者は※(ぼつ)するに臨(のぞ)み、理(り)の當(まさ)に然るべきを見て、以て分(ぶん)と爲し、死を畏(おそ)るゝを恥(は)ぢて、死を安(やす)んずるを希(こひねが)ふ、故に神氣(しんき)亂(みだ)れず。又遺訓(いくん)あり、以て聽(ちやう)を聳(そびや)かすに足る。
内蔵助のこころのうちに、幼少に受けたこの先人の遺訓(いくん)があった事は疑いもないことだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)