“遺訓”の読み方と例文
読み方割合
いくん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔譯〕賢者はぼつするにのぞみ、まさに然るべきを見て、以てぶんと爲し、死をおそるゝをぢて、死をやすんずるをこひねがふ、故に神氣しんきみだれず。又遺訓いくんあり、以てちやうそびやかすに足る。
内蔵助のこころのうちに、幼少に受けたこの先人の遺訓いくんがあった事は疑いもないことだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)