遣附やッつ)” の例文
それでは御免こうむって、わし一膳いちぜん遣附やッつけるぜ。なべの底はじりじりいう、昨夜ゆうべから気をんで酒の虫は揉殺したが、矢鱈やたら無性むしょうに腹が空いた。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「してこいなと遣附やッつけろ、や、本雨だ、威勢が可いぜえ。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遣附やッつけましたな、いや外交家だ。辣腕らつわん辣腕。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それ、遣附やッつけて下せえまし。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(一奮発遣附やッつけましょう。)
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)