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達
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たっし
ふりがな文庫
“
達
(
たっし
)” の例文
吟味の前月までに組々の支配頭へ願書を出しておくと、当日五ツ半(午前九時)までに聖堂に出頭せよという
達
(
たっし
)
がある。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
入獄者一同を見廻りおり、今度の紀元節を以て、憲法を発布あらせらるべき
詔勅
(
しょうちょく
)
下り、かつ
辱
(
かたじけな
)
くも入獄者一同に恩典……といいかけしに、看守は
遮
(
さえぎ
)
りてその筋よりいまだ何らの
達
(
たっし
)
なし
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
さてこれらの浪人に対して、幕府はどういう処置をとっているか?『他所ヨリ牢人者(浪人者の事)参リ所有度由申候ハバ吟味ノ上、御断申可シ』——追っ払ってしまえと
達
(
たっし
)
を出している。
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“達”の解説
達(「たっし」または「たつ」)とは、江戸時代に上位の役所・役人から下位の役所・役人、その他管下の者に対して出される指示・命令のこと。御達(おたっし)・達物(たっしもの)・御沙汰(おさた)などの別名がある。
転じて、明治政府初期に行政立法としての令達名として用いられ、陸海軍においてはそれ以後も軍政 (行政)の令達名として用いられている文書の名称である。
(出典:Wikipedia)
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
“達”を含む語句
先達
汝達
御達
私達
調達
達者
前達
手前達
用達
友達
伊達者
曹達
己達
曹達水
人達
上達部
暢達
俺達
上達
悉達多
...