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連銭葦毛
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れんせんあしげ
ふりがな文庫
“
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)” の例文
鹿毛
(
かげ
)
、
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
などの話のあるところ、黒んぼが駱駝にのつて沙漠をゆくところなど一枚二枚と読んでもう終りにちかい元寇の章まできた。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
黒門の代々の伝説は虚構ではなかった、彼は
緋縅
(
ひおどし
)
の
大鎧
(
おおよろい
)
も
衣
(
き
)
ておらず
金鍬形
(
きんくわがた
)
の
兜
(
かぶと
)
もかぶっていない。
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
の駒にも乗っていないし若くもない。
似而非物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一頭は黒白毛、一頭は
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
の、二頭とも稀に見る逸物であった。義仲はそれに銀の鞍をつけ、白山神社へ戦勝のお礼のために神馬として遣わした。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
いうまでもなく
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
などは、何か教訓的な言葉を聴かせて貰いたくて堪らないのだが、いつもはあれほどのお喋りの馭者が、今は手綱をだらりと握ったまま
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
大坪流の古高新兵衛は
逞
(
たくま
)
しい
黒鹿毛
(
くろかげ
)
、八条流の黒住団七は
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
、上田流の兵藤十兵衛は
剽悍
(
ひょうかん
)
な三
歳
(
さい
)
栗毛
(
くりげ
)
、最後に荒木流の江田島勘介は、ひと際逞しい
鼻白鹿毛
(
はなじろかげ
)
に打跨りつつ
旗本退屈男:03 第三話 後の旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
緋縅
(
ひおどし
)
の
大鎧
(
おおよろい
)
を
衣
(
き
)
て、
竜頭
(
りゅうず
)
と
金鍬形
(
きんくわがた
)
の付いた
兜
(
かぶと
)
をかぶって、
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
の馬に乗った美しい若武者が迎えに来る、光り
耀
(
かが
)
やくような若い大将が、それがお登女の花婿である。
似而非物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
重代のきせなが
唐革縅
(
からかわおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
をかつがせ、自分は赤地の錦の
直垂
(
ひたたれ
)
に
萌黄匂
(
もえぎにおい
)
の鎧を着こみ、
金覆輪
(
きんぷくりん
)
の鞍置いた
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
に乗った姿は、絵にも筆にも及び難しと人々は賞めそやした。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
マニーロフ家の召使連の
接待
(
もてなし
)
にすっかり好い御機嫌になっていた馭者が、右側に繋がれた
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
の
測馬
(
わきうま
)
に、なかなか
穿
(
うが
)
った小言を浴びせていることにも、いっこう気がつかなかった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
栗色や『議員』だけではなく、
連銭葦毛
(
れんせんあしげ
)
まで甚く機嫌が悪かった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
葦
漢検準1級
部首:⾋
13画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画