“れんせんあしげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
連銭葦毛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いうまでもなく連銭葦毛れんせんあしげなどは、何か教訓的な言葉を聴かせて貰いたくて堪らないのだが、いつもはあれほどのお喋りの馭者が、今は手綱をだらりと握ったまま
大坪流の古高新兵衛はたくましい黒鹿毛くろかげ、八条流の黒住団七は連銭葦毛れんせんあしげ、上田流の兵藤十兵衛は剽悍ひょうかんな三さい栗毛くりげ、最後に荒木流の江田島勘介は、ひと際逞しい鼻白鹿毛はなじろかげに打跨りつつ
緋縅ひおどし大鎧おおよろいて、竜頭りゅうず金鍬形きんくわがたの付いたかぶとをかぶって、連銭葦毛れんせんあしげの馬に乗った美しい若武者が迎えに来る、光り耀かがやくような若い大将が、それがお登女の花婿である。
似而非物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)