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速力
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スピード
ふりがな文庫
“
速力
(
スピード
)” の例文
一
(
いっ
)
たい短気な人は
速力
(
スピード
)
が気に入るのだから何でも手っ取り早く先手を打って、先に望むことをしてやれば
悦
(
よろこ
)
ぶものだ。
良人教育十四種
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
わざと梯子昇りの
速力
(
スピード
)
を落として、(残念ながら、追いつけなくて、若い男を殺してしまった!)
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
車は急に、
速力
(
スピード
)
を増してきました。さすがにスパセニアの姿も、見る見る遠ざかって、それでもまだ必死に馬を飛ばせながら、
鞭
(
むち
)
を持った手を狂気のようにふっています。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
ぼくは
昨日
(
きのう
)
黙々
(
もくもく
)
の練習を見たがね、火のでるような猛練習だ、それに投手の五大洲はおそろしく
速力
(
スピード
)
のある球をだす、あのうえにもしカーブがでたらだれも打てやしまい
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「イヤ。波に押し戻されているんです。十八
節
(
ノット
)
の
速力
(
スピード
)
がこの波じゃチットモ利かないんです」
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「地底機関車というのは、素晴しく
速力
(
スピード
)
の速い穴掘り機械で、今日世界に一つしかないものだそうだ。何しろそれを造った
独逸
(
ドイツ
)
の工場でも、もう後を
拵
(
こしら
)
えるわけにゆかない」
地中魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
速力
(
スピード
)
が出たどころの騒ぎじゃない。素人が見たら倍ぐらい早くなったように思える。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ワンワン、ガヤガヤと、
焦燥
(
もどかし
)
そうな群衆の声が聞える。わしは、
速力
(
スピード
)
をグッと速めた。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そんな訳で、最初から腹を
定
(
き
)
めて仕事をしたお蔭で、ヤット船が動き出すには動き出したが、今度はモウ
速力
(
スピード
)
を出さない。八千
磅
(
ポンド
)
の証文をタタキ返して、
安全弁
(
セーフチイバルブ
)
の
鉄片
(
てつきれ
)
を引っこ抜いてしまった。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“速力”の意味
《名詞》
速度。速さ。スピード。
(出典:Wiktionary)
速
常用漢字
小3
部首:⾡
10画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“速”で始まる語句
速
速度
速水
速舟
速歩
速見
速吸
速贄
速不台
速須佐之男