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這入
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はひれ
致せと云ながら
直樣自宅に立歸りお花が部屋に
直と
這入ばお花はハツト
仰天して友次郎を
夜着の中に手早く
隱し
側に有し友次郎が
脇差を
掛れば
瓦羅利と開くにいよ/\
不審と進み
這入ば
這は如何に
主個庄兵衞は何者にか
殺害されたる物と見え
血汐に
染りて
床の上に
倒れゐるを
〆切町内の自身番屋には鳶の者火事裝束にて
相詰たり程なく
惣人數は數寄屋橋御門へ來しに見附は常よりも
警固の人數多く既に天一坊の
同勢見附へ
這入ば門を
〆切夫を