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辻斬
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つじぎ
ふりがな文庫
“
辻斬
(
つじぎ
)” の例文
「
辻斬
(
つじぎ
)
りがあったんだ」と男は云った、「ゆうべ宵のくちに、
御成
(
おな
)
り小路で辻斬りがあった、浪人ふうで、年ごろも似ているんだ」
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「出ました、
辻斬
(
つじぎ
)
りが! あのけさがけの辻斬り……いま御門のまえで町人を斬り損じて、当お屋敷の者と渡りあっております」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
このお綱さんに好かれたければ、もっと立派な腕前か、もっと立派な悪人になっておいで、
辻斬
(
つじぎ
)
りかせぎで
色侍
(
いろざむらい
)
、オオ嫌だ、そんな男は!
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
将軍家のお膝元という江戸も
頗
(
すこぶ
)
る物騒で、押込みの強盗や
辻斬
(
つじぎ
)
りが毎晩のように続く。その八月の十二日の宵である。
兜
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この頃は世の中が物騒になって、
辻斬
(
つじぎ
)
りがはやるという噂があるので、まだ宵ながらここらの海岸に人通りも少なかった。品川がよいのそそり
節
(
ぶし
)
もきこえなかった。
経帷子の秘密
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「
辻斬
(
つじぎ
)
りと、子供が大八車にひき殺された話です」と木原は云った、「辻斬りは浅草の二天門外、子供のひき殺されたのは神田の
鍛冶
(
かじ
)
町、子供は三つの女の子だったそうです」
へちまの木
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
第一、平生
殺傷沙汰
(
さっしょうざた
)
多く、
辻斬
(
つじぎ
)
り
据物斬
(
すえものぎ
)
りなど好む事
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——いっそ
辻斬
(
つじぎ
)
りでもやっつけるか」
七日七夜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“辻斬”の解説
辻斬(つじぎり)は、武士などが街中などで通行人を刀で斬りつけること。
(出典:Wikipedia)
辻
漢検準1級
部首:⾡
6画
斬
常用漢字
中学
部首:⽄
11画
“辻”で始まる語句
辻
辻褄
辻占
辻馬車
辻々
辻駕籠
辻待
辻堂
辻君
辻番所