“つじぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
辻斬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将軍家のお膝元という江戸もすこぶる物騒で、押込みの強盗や辻斬つじぎりが毎晩のように続く。その八月の十二日の宵である。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この頃は世の中が物騒になって、辻斬つじぎりがはやるという噂があるので、まだ宵ながらここらの海岸に人通りも少なかった。品川がよいのそそりぶしもきこえなかった。
経帷子の秘密 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
辻斬つじぎりと、子供が大八車にひき殺された話です」と木原は云った、「辻斬りは浅草の二天門外、子供のひき殺されたのは神田の鍛冶かじ町、子供は三つの女の子だったそうです」
へちまの木 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)