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越中守
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えっちゅうのかみ
ふりがな文庫
“
越中守
(
えっちゅうのかみ
)” の例文
その日、
佐々成政
(
さっさなりまさ
)
は、重傷を負い、野村
越中守
(
えっちゅうのかみ
)
は戦死し——辛くも前田犬千代が力戦して、わずかに味方の
退口
(
のきぐち
)
を取ったので、全滅をまぬかれたくらいだった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
細川
越中守
(
えっちゅうのかみ
)
屋敷の少し先、雑司ヶ谷鬼子母神にいたる
一廓
(
いっかく
)
に百姓風ながら高々と生垣を
囲
(
めぐ
)
らし、
藁屋根
(
わらやね
)
の
庇
(
ひさし
)
を
反
(
そ
)
らした構え、これに玄関を取付け、
長押
(
なげし
)
を打ったら
銭形平次捕物控:121 土への愛着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
従
(
じゅ
)
四
位下
(
いのげ
)
左近衛少将
(
さこんえのしょうしょう
)
兼
越中守
(
えっちゅうのかみ
)
細川忠利
(
ほそかわただとし
)
は、寛永十八年
辛巳
(
しんし
)
の春、よそよりは早く咲く領地
肥後国
(
ひごのくに
)
の花を見すてて、五十四万石の大名の晴れ晴れしい行列に前後を囲ませ
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
その後から、第一番に松平
越中守
(
えっちゅうのかみ
)
、
久世大和守
(
くぜやまとのかみ
)
、松平
周防守
(
すおうのかみ
)
、牧野
備中守
(
びっちゅうのかみ
)
、
岩城播磨守
(
いわきはりまのかみ
)
、それにお側御用御取次水野
出羽守
(
でわのかみ
)
の以上六名が、いずれも一人一役のお歴々である。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
医を
今大路
(
いまおおじ
)
侍従
道三
(
どうさん
)
玄淵
(
げんえん
)
に学び、元禄十七年三月十二日に江戸で津軽
越中守
(
えっちゅうのかみ
)
信政
(
のぶまさ
)
に召し抱えられて、
擬作金
(
ぎさくきん
)
三枚十人扶持を受けた。元禄十七年は
宝永
(
ほうえい
)
と改元せられた年である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
越
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“越中守”で始まる語句
越中守綱利
越中守様
越中守忠利
越中守慶順
越中守盛俊