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起臥
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おきふ
ふりがな文庫
“
起臥
(
おきふ
)” の例文
彼女はいま財界になくてならぬ
大名士
(
だいめいし
)
の、時めく男爵夫人である。
飛鳥山
(
あすかやま
)
の別荘に
起臥
(
おきふ
)
しされているが、深川の本宅は、思出の多い、彼女の一生の振出しの家である。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
父母に
七一
孝廉
(
かうれん
)
の聞えあり、貴きをたふとみ、
賤
(
いや
)
しきを
扶
(
たす
)
くる
意
(
こころ
)
ありながら、
七二
三冬のさむきにも
七三
一
裘
(
きう
)
に
起臥
(
おきふ
)
し、
七四
三
伏
(
ぶく
)
のあつきにも
七五
一
葛
(
かつ
)
を
濯
(
すす
)
ぐいとまなく
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
年老いてただひとりなるピナテール
寂
(
しづ
)
かなるごとくなほも
起臥
(
おきふ
)
す
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
寒
(
さぶ
)
き
塒
(
ねぐら
)
に
起臥
(
おきふ
)
して
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
病みながら秋のはざまに
起臥
(
おきふ
)
してけふも噛みたる
飯
(
いひ
)
の
石
(
いし
)
あはれ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
われ病みて旅に
起臥
(
おきふ
)
しありしかば
諏訪
(
すは
)
の
祭
(
まつり
)
にけふ逢ひにける
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“起臥”の意味
《名詞》
起臥(きが)
起きたり寝たりすること。おきふし。起居。
日常の生活。
(出典:Wiktionary)
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
臥
漢検準1級
部首:⾂
8画
“起臥”で始まる語句
起臥寝食
起臥茶飯