もと)” の例文
が、新店はもとがまわるとみえて、諸式を安く仕入れて売るものだから、とても太刀たち打ちはできない。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「では、冀州きしゅう河北省かほくしょう・中南部)の太守韓馥かんふくに、事情を告げて、兵糧のもとを借りにやろう」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お礼銭のおほどこしをうけた窮民たちは、うわさを聞きつたえ、これはただの銭と違う、右府信長様のお手にふれたものだ、ただついやしては勿体ない、これをもとにし、来年の正月までには
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猫婆どころかもともない。