豪物えらぶつ)” の例文
十八歳で三十六人力、何と豪物えらぶつではございまんか? これが人足頭にんそくがしらを勤めてお城の築造に骨を折りました。『五郎、毎日御苦労じゃの』と清正公が仰有おっしゃる。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
佛蘭西人フランスじんだアルゼリヤをおかさない數年前すねんぜんに此ブリダアのまちにラクダルといふひとんでたが、これは又たたいした豪物えらぶつで、ブリダアの人々から『怠惰屋なまけや』といふ綽名あだなつてをとこ
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
血相を変えて戻って来るが早いか、『母上、申訳ございません。夷狄いてきの病気に犯されました』と言って切腹しようとしたそうです。要するに神風連というのはこんな豪物えらぶつの揃いでした。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
油屋の白井さんはナカ/\の豪物えらぶつでございますよ。先代が亡くなると直ぐに抱えの女郎衆を悉皆すっかり親元へ帰してやって旅館に商売替を致しました。思想かんがえの進んでいる人はすることが違いますな。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「日出男さんは豪物えらぶつになりますよ。お楽しみです」
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)