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諸仆
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もろだお
ふりがな文庫
“
諸仆
(
もろだお
)” の例文
とうとう、二人は引っ組んで、四つになり、
諸仆
(
もろだお
)
れになり、さんざん肉闘して、
肝腎
(
かんじん
)
な錦の袍もために、ズタズタに引裂いてしまった。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遮二無二
(
しゃにむに
)
、馬のしりへよじ登り、うしろから戴宗に組みついて、ふたたび大地へ
諸仆
(
もろだお
)
れにころげ落ちた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いきなり、直義が胸いたへ突いて来た腕を取って、高氏の体も、
諸仆
(
もろだお
)
れに、秋草の中に埋まった。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが反撃を食ったらしい。とたんにそこの石段を、
諸仆
(
もろだお
)
れに、ころころ転がりあっていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
右馬介もまた、起ち損じて、それを受けつつどうっと、
諸仆
(
もろだお
)
れに、ころがり合った。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
練貫
(
ねりぬき
)
の
褄
(
つま
)
を高くとった美貌な女役者が、半開きの扇を眉にかざして
出
(
で
)
にかかったとたんに、どうしたのか、上下、二百四十九
軒
(
けん
)
(組)の
桟敷
(
さじき
)
が、ごうぜんと凄い物音をたてて、
諸仆
(
もろだお
)
れに
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「な、なにを仰せ遊ばす!」と三位卿は、夜具の上へ
諸仆
(
もろだお
)
れになりながら
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして自分も
諸仆
(
もろだお
)
れに腰をついて、一緒になって泣き出した。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
仆
漢検1級
部首:⼈
4画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸人
諸方
諸々
諸国
諸肌