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論駁
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ろんばく
ふりがな文庫
“
論駁
(
ろんばく
)” の例文
その教授は徐々に病人に
論駁
(
ろんばく
)
して、どうでしょう、ついに好結果を得たという話です! もっともこの際、教授は霊魂をも利用したので
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
今更体面を、顧慮する如きは、
姑息
(
こそく
)
の
見
(
けん
)
であると云う。——二人は、各々、自説を固守して、極力
論駁
(
ろんばく
)
を試みた。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
叡山
(
えいざん
)
三千房が、こぞって迫害の手をのばそうとしている折、また、
栂尾
(
とがのお
)
の
明慧
(
みょうえ
)
上人があのような
論駁
(
ろんばく
)
を世上に投じている場合、ご随身の高足ともあろう人々が
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、これはいたって明白と思われる考えであり、だからそれを
論駁
(
ろんばく
)
しようとすれば、傾聴などされるよりも、しばしば
嘲弄
(
ちょうろう
)
的の微笑をもって迎えられるのである。
マリー・ロジェエの怪事件
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
それゆえ始めの間の
論駁
(
ろんばく
)
には多くの私の言説の不備な点を指摘する批評家が多いようだったが、このごろあれを機縁にして自己の見地を発表する論者が多くなってきた。
想片
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
しかし彼女がただ一度でも彼に逢いさえすれば、彼の口実を何よりも有効に
論駁
(
ろんばく
)
するであろう。
世界怪談名作集:07 ヴィール夫人の亡霊
(新字新仮名)
/
ダニエル・デフォー
(著)
事武蔵に関する限りどんなくだらない物でも、
断簡零墨
(
だんかんれいぼく
)
、心にとめて五回や十回の応戦には尽きないだけの
論駁
(
ろんばく
)
を持とうと願っていたのである。ところが、先へ死んでしまった。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“論駁”の意味
《名詞》
相手の欠点、誤り、不正などを論じて攻撃すること。
(出典:Wiktionary)
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
駁
漢検準1級
部首:⾺
14画
“論”で始まる語句
論
論理
論鋒
論語
論旨
論衡
論議
論客
論判
論文