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見限
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みきり
ふりがな文庫
“
見限
(
みきり
)” の例文
そして女の跡を追うて、
此処
(
ここ
)
へ来た頃には、
上
(
かみ
)
さんまで
実家
(
さと
)
へ返して、父親からは準禁治産の形ですっかり
見限
(
みきり
)
をつけられていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
知って依頼するのはただ破談を申し込めばそれで構わんと
見限
(
みきり
)
をつけたからである。先方で
苦状
(
くじょう
)
を云えば逃げる気である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
先代
信秀
(
のぶひで
)
から、平手
中務
(
なかつかさ
)
と共に、
遺子
(
こども
)
をたのむぞ、と死後を託された一人だったが、その信長の
放縦
(
ほうじゅう
)
と、つかまえ所のない天性に、
見限
(
みきり
)
をつけてしまったものとみえ、専ら、信長の弟信行と
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
知らぬ顔の美しい人と、
睦
(
むつま
)
じく御茶を飲んでいたと、心外な
蓋
(
ふた
)
をとれば、母の手前で器量が下がる。我が承知が出来ぬと云う。
外
(
そ
)
れた
鷹
(
たか
)
なら
見限
(
みきり
)
をつけてもういらぬと話す。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
限
常用漢字
小5
部首:⾩
9画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当