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見世先
ふりがな文庫
“見世先”の読み方と例文
読み方
割合
みせさき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みせさき
(逆引き)
駄々
(
だだ
)
ッ
子
(
こ
)
がおもちゃ
箱
(
ばこ
)
をぶちまけたように、
手
(
て
)
のつけられないすね
方
(
かた
)
をしている
徳太郎
(
とくたろう
)
の
耳
(
みみ
)
へ、いきなり、
見世先
(
みせさき
)
から
聞
(
きこ
)
え
来
(
き
)
たのは、
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
笑
(
わら
)
い
声
(
ごえ
)
だった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
年の暮に間もない左右の
見世先
(
みせさき
)
に、幕だの楽隊だの、蓄音機だのを飾るやら
具
(
そな
)
えるやらして、電灯以外の景気を
点
(
つ
)
けて、不時の客を呼び寄せる混雑も
勘定
(
かんじょう
)
に入れなければなるまい。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大きな造り酒屋の
見世先
(
みせさき
)
にすわりながら酒の一番火入れなどするわが子のために覚え書きを
綴
(
つづ
)
り、桝田屋一代目存生中の
咄
(
はなし
)
のあらましから、分家以前の先祖代々より困窮な百姓であったこと
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
見世先(みせさき)の例文をもっと
(4作品)
見る
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“見世”で始まる語句
見世物
見世
見世物小屋
見世物師
見世開
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夏目漱石