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襟筋
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えりすじ
ふりがな文庫
“
襟筋
(
えりすじ
)” の例文
それは、いつの間にか頭を刈ってしまった理髪師が、私の
襟筋
(
えりすじ
)
を
剃
(
そ
)
るべくシャボンの泡を
塗
(
なす
)
り付けたのであった。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
乱数盤が、かたりと床に落ちると、数十本の乱片がそこらにみだれ散った。烈しい呼吸が、私の
襟筋
(
えりすじ
)
をかすめた。私は背筋を硬くして、じっと暗号書を見つめていた。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
しかし彼がそこをまたごうとした時、ビグルナイユは荒々しく彼の
襟筋
(
えりすじ
)
をつかんだ。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
そこでわたくしは、
襟筋
(
えりすじ
)
が、ぞーッと寒くなったのを、今でもよく覚えている。
第四次元の男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
不思議なるかな
襟筋
(
えりすじ
)
に縫込んでありました一封の手紙が出ました。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
睫毛
(
まつげ
)
の濃い、張りのある
二重瞼
(
ふたえまぶた
)
、青々と長い三日月
眉
(
まゆ
)
、スッキリした白い鼻筋、
紅
(
あか
)
い
耳朶
(
みみたぼ
)
の
背後
(
うしろ
)
から肩へ流れるキャベツ色の
襟筋
(
えりすじ
)
が、女のように色っぽいんだ。
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
黄色い
桐油
(
とうゆ
)
の
旅合羽
(
たびがっぱ
)
を着た若侍が一人松の間に平伏している。薄暗がりのせいか
襟筋
(
えりすじ
)
が女のように白い。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
襟
常用漢字
中学
部首:⾐
18画
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“襟”で始まる語句
襟
襟飾
襟巻
襟元
襟首
襟髪
襟頸
襟足
襟垢
襟度