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裏街道
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うらかいどう
ふりがな文庫
“
裏街道
(
うらかいどう
)” の例文
川を
渡
(
わた
)
って
東岸
(
ひがしぎし
)
に出たところが、やはり川下へ
下
(
さが
)
るか、
川浦
(
かわうら
)
という村から無理に東の方へ一ト山越して甲州
裏街道
(
うらかいどう
)
へと出るかの外には
路
(
みち
)
も無いのだから
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
裏街道
(
うらかいどう
)
も行き止まりになったというのさ。おいらは寝るよ。あっはは。春のひとり寝はいいこころもちだ。くやしかったら、夜食でも食べにいってきなよ」
右門捕物帖:29 開運女人地蔵
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
追分
(
おいわけ
)
へでたら、左だぞ、左だぞ。すこしは道がまわりになっても、なるべく
裏街道
(
うらかいどう
)
をえらんでいけよ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人生の
裏街道
(
うらかいどう
)
を歩きまわって、そこからお金もうけを捜し出し、ぼくの持っている知恵と技術を提供して、ぼろいもうけをするのがぼくの職業です。どろぼうのうわまえをはねるというやつですね。
影男
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
蜂須賀の侍たちは、世間の目を避けるためにも、必ず
裏街道
(
うらかいどう
)
をとって大阪へ戻るであろうと察したので、彼は、迷うことなく道をとって、夜の
暁方
(
あけがた
)
に、
醍醐
(
だいご
)
の山寺で一
刻
(
とき
)
ばかり休んでいた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“裏街道”の意味
《名詞》
公式ではない、街道に沿っている道路。
(比喩的に)まっとうでない生き方。恵まれない生き方や生きている場所。
(出典:Wiktionary)
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“裏”で始まる語句
裏
裏店
裏梯子
裏面
裏口
裏手
裏庭
裏門
裏通
裏漉