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装上
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もりあ
ふりがな文庫
“
装上
(
もりあ
)” の例文
前年その長屋の表町に道普請があって、向側へ砂利を
装上
(
もりあ
)
げたから、この町を通る腕車荷車は
不残
(
のこらず
)
路地口の際を
曳
(
ひ
)
いて通ることがあった。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
黙っていろよ、何んにも言うな、きっと誰にも
饒舌
(
しゃべ
)
るでねえぞ、と言い続けて、
内
(
うち
)
へ帰って、
納戸
(
なんど
)
を
閉切
(
しめき
)
って暗くして、お
仏壇
(
ぶつだん
)
の前へ
筵
(
むしろ
)
を敷いて、
其処
(
そこ
)
へざくざくと
装上
(
もりあ
)
げた。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
暴風雨
(
あらし
)
のために、一夜に出来た
砂堤
(
すなどて
)
なんです。お断りするまでもありませんが、打って寄せる浪の力で砂を
築
(
つ
)
き上げる、川も増水の
勢
(
いきおい
)
で、砂を流し流し、浪に
堰
(
せ
)
かれて、
相逆
(
あいさから
)
ってそこに砂を
装上
(
もりあ
)
げる。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
装
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“装”で始まる語句
装
装束
装飾
装幀
装填
装置
装釘
装立
装飾灯
装飾品