“裂(たけ)” の例文
いや、御深切は難有(ありがた)いが、薬罐(やかん)の底へ消炭(けしずみ)で、湧(わ)くあとから醒(さ)める処へ、氷で咽喉(のど)を抉(えぐ)られそうな、あのピイピイを聞かされちゃ、身体(からだ)にひびっ裂(たけ)がはいりそうだ。……持って来な。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)