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裂織
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さきおり
ふりがな文庫
“
裂織
(
さきおり
)” の例文
安来節
(
やすきぶし
)
で名高い安来も、近年織物に金物の竹細工に努力を払いました。
能義
(
のぎ
)
郡山佐村で織られる「
裂織
(
さきおり
)
」も特色あるものであります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
これも
裂織
(
さきおり
)
の厚ぼったい布で、荷物にすれてもそう早くは破れなかったかわりに、着物というようなやわらかい感じのものでなかった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
近年になってからのものでありますが、この高知市では盛に
裂織
(
さきおり
)
を作って輸出ものに応じました。花模様の入ったものなども作られます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
大ていはそっくり入れ物に入れてくることがまた一つであったが、その
負
(
しょ
)
い
方
(
かた
)
だけは改良した連雀も同じで、
竹籠
(
たけかご
)
の左右に幅のひろい
裂織
(
さきおり
)
の
紐
(
ひも
)
をむすびつけ
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「
裂織
(
さきおり
)
」といって、
古衣
(
ふるぎぬ
)
を裂いて織り込む厚い布があります。
廃
(
すた
)
れ物のよい利用で、見違えるように
甦
(
よみがえ
)
ってきます。主として
炬燵掛
(
こたつがけ
)
に用いられます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
薩摩
(
さつま
)
の
下甑島
(
しもこしきじま
)
でニンブという
裂織
(
さきおり
)
なども、材料はいずれも粗末なものであったが、色の取合せや織り上りの美しさに、女たちは全身の力と心とを
籠
(
こ
)
めていたのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“裂織”の解説
裂織(さきおり)とは、傷んだり不要になったりした布を細く裂いたものを緯糸(よこいと)として、麻糸などを経糸(たていと)として織り上げた織物や、それを用いて作った衣類のこと。地域により「サクオリ」「サッコリ」「ツヅレ」「ぼろ織り」などの呼び名がある。
(出典:Wikipedia)
裂
常用漢字
中学
部首:⾐
12画
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
“裂”で始まる語句
裂
裂帛
裂目
裂罅
裂地
裂石
裂隙
裂傷
裂口
裂布