“裂布”の読み方と例文
読み方割合
きれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞けば年毎に一つずつ裂布きれを、お着せするというから、おそらく百余年もたっているに違いない。煙にくすぶって黒ずんでいるが、実に色様々なものが用いてある。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
寒い寒い信濃の冬の豆人形みんな頭から裂布きれかぶつてる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
簡単に穂麦を染めた白い裂布きれ折目ついてゐる夏だ光だ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)