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裁許濟
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さいきよずみ
ふりがな文庫
“
裁許濟
(
さいきよずみ
)” の例文
得ずと申されければ長庵は
病中
(
びやうちう
)
故
(
ゆゑ
)
心
(
こゝろ
)
に任せず
今更
(
いまさら
)
後悔
(
こうくわい
)
仕つり候併し先年中山出雲守樣の御
裁許濟
(
さいきよずみ
)
に相成候事と申す時越前守殿
礑
(
はつ
)
たと
白眼
(
にらま
)
れ如何に長庵其方病中にて見送りさへ致し得ぬと申しながら何として其廿八日の
未明
(
みめい
)
に平川天神の裏門通りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
極
(
きは
)
めてお光に向ひ夫は
道理
(
もつとも
)
なる次第なれども一
朝
(
てう
)
一
夕
(
せき
)
の事ならず假令
證據
(
しようこ
)
人の有ればとて
周章
(
あわて
)
て
願
(
ねが
)
ふ事
柄
(
がら
)
ならず殊に北の御番所にて
先年
(
せんねん
)
裁許濟
(
さいきよずみ
)
に成し事故今更兎や角申立るとも
入費倒
(
にふひたふ
)
れにて
贅
(
むだ
)
事に成も知れず云ば證文の出し
後
(
おく
)
れなり夫より
最早
(
もはや
)
夫
(
をつと
)
道十郎殿の事は前世よりの
因縁
(
いんえん
)
と
斷念
(
あきらめ
)
られ
紀念
(
かたみ
)
の道之助殿の成長を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
裁
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
濟
部首:⽔
17画
“裁許”で始まる語句
裁許
裁許橋