“入費倒”の読み方と例文
読み方割合
にふひたふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きはめてお光に向ひ夫は道理もつともなる次第なれども一てうせきの事ならず假令證據しようこ人の有ればとて周章あわてねがふ事がらならず殊に北の御番所にて先年せんねん裁許濟さいきよずみに成し事故今更兎や角申立るとも入費倒にふひたふれにてむだ事に成も知れず云ば證文の出しおくれなり夫より最早もはやをつと道十郎殿の事は前世よりの因縁いんえん斷念あきらめられ紀念かたみの道之助殿の成長を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)