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袴羽織
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はかまはおり
ふりがな文庫
“
袴羽織
(
はかまはおり
)” の例文
民家の土間には、そこの薄ぐらい
煤
(
すす
)
だらけな壁とは、余りにもふさわしくない、
綺羅
(
きら
)
びやかな太刀、
袴羽織
(
はかまはおり
)
の人々が、一群になって、
潜
(
ひそ
)
んでいた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袴羽織
(
はかまはおり
)
に紫の
風呂敷包
(
ふろしきづつ
)
みを
小脇
(
こわき
)
にしているところでは、これはおおかた借りていた書物でも返しに来たのであろう。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
応接掛りは不断の
真裸体
(
まっぱだか
)
に似ず、
袴羽織
(
はかまはおり
)
にチャント
脇差
(
わきざし
)
を
挟
(
さ
)
して緩急剛柔、ツマリ学医の
面目
(
ねんもく
)
云々
(
うんぬん
)
を
楯
(
たて
)
にして剛情な理屈を云うから、サア先方の医者も
困
(
こまっ
)
て
仕舞
(
しま
)
い、そこで
平
(
ひら
)
あやまりだと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
翌日紋兵衛は
袴羽織
(
はかまはおり
)
で、自身鏡家へ出掛けて行った。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
袴
漢検準1級
部首:⾐
11画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
“袴”で始まる語句
袴
袴腰
袴着
袴下
袴地
袴垂
袴垂保輔
袴越
袴穿
袴刀